FIRENZE ー旅路ー

ローマを後にして次に訪れたのは、花の都フィレンツェ。天気も良く、青い空とオレンジの屋根が素敵な景色を生み出しています。年末迫ったイタリアですが、観光地では変わらずどの店舗も営業していて不便さを感じることはありません。オフシーズンのガランとしたイメージは一切捨ててください。どこに行っても人の多さや賑わいで活気があります。

フィレンツェでは、趣味の美術館巡りがメイン。ウフィツィ美術館とアカデミア美術館の二か所を一日で巡りました。どちらも事前にネットで予約していたためスムーズに見学。個人で行かれる方は、見学先の事前予約は必須です。オフシーズンだから大丈夫と考えていると、行列に時間を割くことになります。備えあれば…という気持ちで、少々お値段が上乗せされてもインターネットでのチケット予約を。

ウフィツィ美術館では、ゆっくりと絵画を堪能。その展示数の多さに圧巻されます。こちらの美術館では、パリのルーブル美術館よりも宗教的背景の強さを感じる作品が多く展示されています。古い時代の人間がいかにして、生きるための羅針盤を宗教に委ねていたのかを感じられます。

こちらが有名なアカデミア美術館のダビデ像。この写真では少し分かりずらいかもしれませんが、この作品とにかくデカい。これをメインホールに置くことで、ほかは何もいらない感を出しています。正面から見たダビデ像が一般的に有名ですが、実際には象の周りを一周できるようになっているので、横から見たり後ろから見たりと新しい角度からのお姿を是非ご堪能あれ。

そして、フィレンツェではワインを求めて中央市場へ。宅急便の旗が目印のこちらのお店。オーナーはイタリアの方ですが、接客してくれる店員さんが日本人。日本語で気さくに話しかけてくれます。何を隠そう、ワインに詳しくない筆者にとってはありがたいお店。数多くのワインが並んでる中から、分かりやすくその特徴を説明してくれます。有名どころを買いたい方やワインに詳しい方ならどこでも購入可能ですが、トスカーナ地方の珍しい美味しいワインを安心して購入するにはやはり詳しいアドバイスが欲しい。フルボディー・酸味・渋み・飲みやすい等々、そのワインの特徴を詳しく教えてくれます。筆者は、本場ならではの地元の小さな酒造が作っているという飲みやすくて美味しいワインを3本購入。いずれもお土産用なので、一緒に選んでくれて助かりました。お値段も良心的に、10~20ユーロ。スーツケースに入れて持ち帰るのが不安な方には、宅急便の配送サービス。3本で60ユーロの配送料でした。こちらは、ワインのお土産探しに本当におすすめしたいお店。「中央市場」の雰囲気を楽しみながら、是非足を運んでみてください。

今回の旅では教会へ足を運ぶ機会が2度ありましたが、一度目がフィレンツェのサンタマリアノヴェッラ教会。入場料が必要ですが、写真の教会の様に一般の教会ではミサの時間に配慮して見学しないといけないため(14時以降から見学可能など…)観光向けに開かれた教会へ。ヨーロッパに行くたびに、地元から大切にされてきた教会へは足を運ぶようにしています。どちらかと言うと、見学というより祈りの場として。もし教会へ行かれることがあれば、一呼吸おいて椅子に腰かけ、しばらくの間その場で対話する時間を楽しんでください。


さて、旅はヴェネチアへと続きます。高潮の影響が気になりますが、予測情報(ヴェネチアから発信されています)を確認すると落ち着いている様子。サンマルコ広場のカウントダウンもあり、今から楽しみです。新しい年を迎えるワクワク感を味わいながら、高速列車で移動したいと思います。

みなさん、良いお年を。


筆者

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