ROME-旅路ー

年末近づくイタリア。とにかく人が多い。観光地の至る所で大勢の人間。今回2回目となるイタリアですが、前回の春先の時期を軽々と勝る人・人・人。冬の年末年始に海外なんて、観光客も少ないだろうとお考えの方(私の様に…)。予想外に期待を裏切られます。

今回の旅は、イタリア初となる友人のために極力有名どころに重点を置いて計画。その初日のローマは定番のコロッセオ見学から始まり、パラティーノの丘の散歩コースへ。旅の間に必要なチケットは全て事前にオンライン予約済み。どこに行っても入場チケットを求める長蛇の人の行列に、「事前に準備して良かった」の一言。コロッセオ・フォロロマーノ・パラティーノの丘を含む3か所共通のチケットですが、今回はフォロロマーノをすっ飛ばしてコロッセオからパラティーノの丘へ。このパラティーノの丘、敷地が広大でその名の通り少し小高い地形になっているので、丘の一番頂上ではフォロロマーノを眼下にローマの街並みを綺麗に見る事ができます。その後はパンテオンやトレビの泉、スペイン広場などをうろうろ。初日と言うだけあって、イタリアの雰囲気を思いっきり味わいました。

バチカン市国では、博物館や礼拝堂を見学。こちらの博物館では、面白い事にエジプトの貴重な品々が数多く展示してあります。石板に掘られた一つ一つの文字が美しい事。実際に間近で見る貴重な機会となるはず。そして、その他の展示品や壁画などを堪能しながらシスティーナ礼拝堂へ。立ち止まるスペースもないくらいの人でひしめき合う中、係の男性が「立ち止まらないで進んでください」のアナウンス。そんなの聞くはずのない人混みの中、はじめて訪れた友人に少しでもいいから眺めた方がいいと勧めました。ほんの数秒間、壁画をグルっと見渡して、アナウンスに従ってそのまま立ち止まることなくその場を後にしました。

ヴァチカンまで足を延ばしたら、立ち寄りたいのがコーラ・ディ・リエンツォ通り周辺のショッピングエリア。こちらのエリア、スペイン広場周辺に立ち並ぶ高級店とは違い、手に取りやすい価格のおしゃれなお店が立ち並ぶお勧めのスポット。品質のいい商品を並べるスーパーマーケットもあるので、お土産選びに最適です。ローマでは縦横に伸びる地下鉄を利用して移動し、ただでさえ筋力の衰えた足をいたわりながらの散策。ヴァチカン市国方面からスペイン広場まで移動したあとは、夜の雰囲気を味わいながらイタリアンレストランで夜の食事を楽しみました。


イタリアの醍醐味と言えば、歴史の街並みを感じつつ遠くの時代まで思いを馳せる事。ヨーロッパの国々の中でも、過去の栄光を上手く現代に息づかせている美しい街並みがあります。形あるものは全て去り行くと筆者は思うのですが、古いものも時間の許す限り大切にできたら、また新たな価値がそこに誕生するのでしょうね。

さあ、これから高速列車に乗っていざ花の都フィレンツェへ!

夜明けの遅いイタリアの早朝からお届けしました。みなさんも良い一日を。


筆者

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