大いなる世界と言葉

今回は、言葉について焦点を当てて幾つかお話したいと思います。言葉というのは、この地球世界での伝達の役割をしています。それは、外側の世界に起こった事柄で物事を判断する現代の地球人に備わった一種の特徴です。大体の場合、言葉を発する時には何かを意識して外側の世界に発信しています。言わば、無意識から離れた状態にフォーカスしていることになります。


無意識の状態(インナーセルフ)から離れた伝達手段を使っている地球人にとって、その言葉の神髄を見分けるということは至難の業です。その言葉に埋もれた真の在り様を理解するには、魂の成長段階が影響してきます。

ここで一つ、夢物語をお話をしましょう。まだまだ地球の歴史が始まって間もないころのお話です。遠い昔、人間種族は言葉を使う必要はありませんでした。無意識レベルで心を通わせることが出来たからです。現代でも、よく「目と目で会話をする」とか「言わなくても分かる」という感覚がありますね。本来はあの感覚がごくナチュラルに備わっていたのです。このむかしむかしの物語については、また別の記事で詳しくお話しようと思います。

ハイヤーセルフ(高次の自身)からの声(言葉)を受取る事についても簡単に触れておきます。ハイヤーセルフからの声を受取るには、まずインナーセルフ(内なる自身・潜在的無意識)と密に繋がっている必要があります。はじめは不思議な感覚がします。聞こえてはいるけれど肉体の聴覚を使って理解することではないからです。そのため、その意味を意識下で理解するのに集中力が必要ですし、ワンクッション時間が掛かったり、インナーセルフには聞こえているが肉体の方では上手く理解できない時があったりします。夢の中で行われている作業もこれと似たような性質があります。朝目が覚めて夢の中の内容を覚えていないのはこのためです。(インナーセルフには伝わっているので、覚えていなくても安心してください)

そして、シフトアップの段階を踏む時に感じる「言葉の限界」。内側で沸き起こるものを物質世界に表現するという事に対する限界です。どんなに言葉を選んでも、口に出してしまえば陳腐になり、そのことに一種の諦めを抱くかもしれません。その不安から、呂律が回らない・言葉が上手く出てこないという症状が現れ、心配される方もいらっしゃるかもしれません。経験上、このような時は内側の声に耳を傾ける時間と外側の世界に集中する時間のバランスを意識して取ってください。先ずは静かな場所で一人になり、内側に起こる事象に素直に従って、受け入れるようにします。そして、仕事や趣味なんでも構わまいので外側の世界に生きる事に集中しましょう。このように、メリハリを意識的に使い分けることで、あなたにとって居心地の良い「中心」を探す助けになります。そうしてシフトアップの段階が進むにつれ、言葉に対する壁がなくなり、言葉とは意味があってないようなものだと真の意味で理解できるようになります。自分と他人との間の言葉のやり取りに惑わされず、もっと楽に生きる事ができるようになるのです。


最後に、外の世界から受けるどんな言葉にも、あなたが受取る事を望まない限り何の影響も与えることができません。言葉に囚われ、不安になる必要はないのです。広義の意味で、安心してください。日常、この地球上で交わされる言葉ひとつとっても、どのように内側に影響させどのように外側に生かすのかは、それぞれが選択している事なのです。

ひとつだけ確かなことは、天からの愛のメッセージは等しく止むことなく続いています。


MAMAN

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